富良野3日目

Chartreuse2007-12-03

本日は最終日。今朝は吹雪だ吹雪。今日は夕方の便で帰らなくてはならないので、午前中滑って午後はのんびり過ごすことにした。
ゲレンデは、さぶい。本気で顔が痛い。犯罪を犯す人みたいなフェイスマスクも売ってはいたが、それを被るのはさすがにどうだろう、ということで、私の玉の肌を寒風にさらすことにする。何回目かのリフトに乗りながら、私はここにいづれ自分の子供を連れてくることばかり常に考えていることに気がつく。キッズレンタルの値段をチェックしたり、子供スキースクールの案内に何気なく目がいったり。ホテルでは託児所もあり、子供を預かってくれるらしいので、めんどくさくなったらそこに預けて私は存分に滑ろう、とか。だけど、親子リフト券の注意書きには気になって、「親子であることを証明できるものを持ってきてください」とある。私は同居人との間に子供を作る気はあるのだけど、籍を入れる気はないので、同居人と私の子供が親子リフト券を買いたい場合どうしたらいいのだろう。DNA鑑定書とか提出すればいいのかしら、とか思って、実は鑑定の結果親子じゃないことが判明したりしてねー、はははー。そんなことを思っていたら疲れたので、リフトに乗りながら同居人に、来年カナダにスキーに行きたい、と言ってみる。同居人は、またしゃるが調子にのって・・・と聞き流すが、2回目のリフトに乗るときに、さらに言ってみる。同居人は「お金があればね」という答え。3回目のリフトでもひつこく言う私に、「来年はだめ」というきっぱりとした返答があるが、4回目のリフトで、私は秘策にでる。「ねえ、あなたと私には老後の楽しみはないのよ。例えば3年後に子供が生まれたとしても、その子が成人したときあなたは67歳、私は52歳。私はまだまだ全然元気だけど、あなたはもう、海外には梅干しと味噌汁がないとやじゃ、とか言って行きたがらない歳かもしれない。今、できるだけ楽しんでおかなくちゃ」。その場では私の脇腹をこづいたりしてうやむやにした同居人だったけど、生まれつき単純でネアカで快楽主義者な彼はこのアイディアに打ちのめされたらしく、今日は自らウィスラーのパンフとか集めてきた。やっほー♪
と、いうわけで楽しい富良野スキー旅行は終わり。私は雪が恋しい。そういえば、私のスキーウェアは同居人の亡き奥さんが使っていたもので、これもそろそろ買い替え時だろう。まだまだ使えてもったいないのだけど、形がちょっと古くてウェストが絞られるスタイルなので、おしりがさぶいのだ。考えてみると、手袋もマスクも奥さんのものを使っていて、すっかりお世話になってしまった。そういえば同居人は新婚旅行でウィスラーに行ったらしく、そのときのヘリスキーがあまりに素晴らしかったため、思い出を頼りに自分が利用したヘリスキー会社を調べたりして、そこがどう素晴らしいのかを説明してくれるという(山頂の二人の写真を撮ってくれる、とか)あまりありがたくない行為をしてくれるのだけど、まああまり積極的ではない彼がアクティブに動いてくれるのは良いことだ。一度にたくさんのことを求めてはいけないよね。後は私が休みがとれるか、です。
とれるといいなー。とれるといいなー。