富良野

Chartreuse2007-12-01

金曜日から2泊3日で富良野に来ています。
今回は完全なるバカンス。しょっちゅう出かけてはいるけれど、プライベートなお出かけなんて久しぶりです。
目指すは富良野プリンスホテル。シーズン一番乗りのスキー。ということでとても張り切っていたのだけど、前日はたった一日留守にするだけでも仕事の処理が大変だったし、家に帰ってからは、同居人とドンキーコング樽ジェットに思いの外燃えてしまって、夜更かししてしまった。で、朝5時半に家を出る予定だったのだけど(はやいでしょー)、「しゃる!大変!」という同居人の声で目が覚めたのは5時50分。飛行機は7時40分発!もう超特急で準備をして、まじで顔も洗わずにとりあえず家を飛び出して一路、車で羽田へ。途中いくつかのとろくさい車に心の中で何回かミサイルを発射し、なんとか羽田についたのは7時18分。ターミナルのはしっこの旭川への出発ゲートに走りに走って、なんとか間に合った。ああ、間に合うものなのね、あきらめないって肝心ね。
そんなこんなで機内販売でロクシタンのセットとか買っていたらあっという間に旭川に到着。そう、11月と12月JALの機内販売で発売のロクシンタンのセット、すごくおすすめですよ!ロクシタンベイビースキンバームの現品(46g3500円相当)と、ハンドクリーム種類違い二つ、化粧水、ボディーローションにオリジナルバックがついて5000円!さらに私はJALカードを持っているので4500円です。さっきクリーム使ってみたけど、今日一日寒風にさらされごわごわになった肌が見違えるほどしっとり。帰りももう一個買っちゃおうかな。
さて、旭川はマイナス3度です。空港前からもうさらさらのパウダースノー。真っ白な柔らかそうな雪に、思わずふれてみたくて手を伸ばすのだけど、さらさらで、握りしめてもすぐにほろっと崩れてしまう。ああ、すてきー!実は旭川空港から富良野へのアクセスは結構悪くて路線バスしかない。タクシーを利用すると1万2000円くらいかかっちゃって、それはちょっとだるい。路線バスなら900円だし。とはいえ、リムジンばすのような二人がけの赤のゴージャスなチェアーが並んでいるバスなのでたいして苦痛ではないが、結構到着までに時間がかかる。結局10時10分出発のバスにのって、新富良野プリンスに到着したのは11時40分。ふう。
すぐに部屋が使えたので荷物を下ろして、腹ごしらえをして、早速ゲレンデへ!
今日は今シーズン一番空いているんじゃないかと思うほどがら空きの日で、ゲレンデの人はまばら。オープンしているエリアも少ないのだけど、それでも上から下まで滑れば3400メートル。初心者には十分です。
今回は人生で5回目のスキー。目を見張るほどの上達ぶりで、上から下まで下る途中で転んだのはなんと2回!来年くらいには冬のオリンピックとかにでもでれそうな上達具合だ。
しかし、富良野のゲレンデはさぶく、とくに山頂付近は吹雪で一時遭難するかと思うくらい。おもしろいことに、下に下ればもうお天気で暖かいんですよね。
そんなこんなで、15時のロープウェー終了とともに今日のスキーは終わり。部屋に帰ってサッポロクラシック富良野限定バージョンを飲む。
ところでプリンスホテルはごはんのまずいことで有名なのですが、ここも例に漏れず非常にごはんはまずくて、夕食の洋食コースに、同居人と私は元気がなくなる。一度くらい、お客さんに「おいしかったよ!」と言ってもらいたくないのか、プリンスホテルは。まあ、富良野プリンスを選んだのは立地とスキー設備だけだったのでごはんには全く期待してはいなかったのだけど、それでもやっぱりごはんがまずいというのは悲しいものです。
さて、ホテル周辺の森の中にはニングルテラスというショッピングロードがあり、木立の中に点在するログハウスの中でいろんな小物を売っている。オープンは12月1日からということなので今日はまだやってないのだけど、ライトアップだけはしていて良い感じ。ごはんに満足できなかった我々は、そのショッピングロードを抜けたホテルから徒歩7分というふれこみのバーに行くことにする。Soh's BARというそのバーは倉本聰が監修したということで、それは別にどうでもいいのだけど雪明かりの道を歩いてバーに向かうのは楽しい。昼間の吹雪はおさまって夜空には痛々しいくらいの明るい星。そろそろ凍死するかもって思うころ、カラマツ林の向こうに石造りの建物が見え、それが目指す場所らしい。バーは私たち以外には誰もおらず、本当に静か。メニューをざっとみたところまあとりたてて何かがある訳でもなさそうなので、食後酒と口をさっぱりさせる意味合いを込めてキールロワイヤルを注文したけれど、こちらもびっくりするくらいまずかったのだけど、それでも薄明かりの中で、窓からは雪模様の林が見えて、背後では暖炉がぱちぱちと燃えている。とっても幸せな富良野初日でした。