めがねなんかいらないわ

この本、おもしろいなあ!よくここまで調べましたって感じのことが満載です。

にっぽん電化史 (電気新聞ブックス)

にっぽん電化史 (電気新聞ブックス)




こういう本を読むと、ウェブ上には目新しい情報はない、と思う。まあわかりきったことではあるか。
実際に自分で何か原稿を書こうと思うとき、企画をたてて調べものをするとき、ウェブはあんまし役に立たない。電話番号を調べたり、目的地までのルートなんかは非常に便利に検索できるけど、それは補助的な役割。
なんか情報っていうのは、ファイナルファンタジーで宝箱を見つけるような(FF12では宝箱がそんなに重要じゃないねー何回も出現するし。だけどトレジャーポットて)気分です。探して探してたどりつく・・・こともあればたどりつかないこともある。それで発見したものはがらくたかもしれないけど、がらくたは角度を変えればびっくりするぐらい輝いて、そういう情熱をかけたものには、必ずわずかな数ながらも偉く感動してくれる人がいるんですよね。

あまりにも時間が無駄に空いたので(先方校正待ち)、そこら辺に転がっていたダ・ヴィンチを読んでみた。うーん。何が言いたいのかよくわからん。なんだこの雑誌は。本の雑誌かと思っていたらタイトルが「カワイイ文化系女子としたい はーと」で、文化系女子のいる場所とか文化系女子は言葉でイクとか文科系女子はひとりであそぶとか文化系女子は笑わないとか文化系女子はときどき死にたくなるとか、文化系女子というのはなかなか大変そうだね。
とにかくこの雑誌は、本好きというよりは、本好きが好きな人のための雑誌っぽい。まあ別にいいけど、この雑誌を読んで読みたいと思う本もみつからないし、どういう位置づけなんだろう。不思議な雑誌でした。まあいいけど。かくいう私は本好きの視力激ワル人間嫌いで毎朝ホームに流れ込んでくる電車の前に飛び降りることばかり考えている文化系女子だけど、残念ながらめがねが似合わないので、外出時はコンタクトです。マスカラの繊維やアイシャドウの微粒子攻撃にだってめげないわよ。ほんと、どうでもいいけど。