わがままは天を超えて

2月もあっという間におわっちゃいますね。
今月は転職をしたのでちょっとばたばたした、というわけでもなく、遠出をしたといっても浅草までだったので比較的ゆっくりと過ごした気がします。
ところで今私の中でものすごい「飛鳥」ブームが吹き荒れていて、「飛鳥」って船のことですよ船。先日「飛鳥2」のお披露目会があって、すっごいゴージャスな内装と設備だし、船旅っていいなあと思った。で、早速調べたら7月15日16日に神戸横浜のクルーズがあって、一番安い部屋なら46000円くらいだったので、もうこれしかないと思って恋人にメールしたら、行ってもいいよ、て返答だったのでうきうきしてたら、すぐに「ほんとうに申し訳ないけど、その日子供のキャンプの日だった」と。私はちょっと迷ってから「別れよう」とメールをしたけど、これは笑い飛ばしてくれなきゃ困る。私は仕事だろうと人間ドッグだろうと法事だろうと、私がすごく行きたがったものでしかも滅多にチャンスがないものだった場合、断られたら理由の如何に関わらず、とりあえず「別れよう」と本気で言う。そう、だからたとえ子供の用事であっても、「別れよう」だ。子供の用事も仕事も、私には大差ないんですよー。と思ってぐだぐだ自分の中で弁解していても、そのメールの後返信がないと不安になって、やっぱりそんな冒険心はださなければよかったと後悔する。小心者。
結局飛鳥はすでに満室で、キャンセル待ちだった。だから結果オーライ。そりゃそだわな。べつだん船に興味がなくっても私が知っているくらい有名な飛鳥の新型船のショートクルーズなんて、人気がないわけないよね。
昨日は原宿hhstyle.comで催された風呂敷のイベントに行ったあと(建築家がデザインした風呂敷のお披露目会。風呂敷は覆うと立体になるし、建築でいうファサードだとかいう説明を聞いた気がする。私にはそういう難しいことはわかんないけど、デザインがかわいかったから一枚買って母の誕生日プレゼントにしようかなあhttp://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?port=33311&sid=U1141135114YM8EP2N85&req=IPRODUCT&code=info_architexture)新宿のビストロへ。伊勢丹向かいのセゾンプラザ地下にあるビストロ。渋谷にある私の大好きなビストロの姉妹店なんですが、渋谷の方は予約なしじゃはいれないけど、こっちはいつでもたいてい入れる。値段や雰囲気はほぼ渋谷と一緒です。おすすめ。で、モンゴイカのバター炒め、厚岸の牡蠣フライのワインソース和え、特製クスクス。合わせるのは支配人おすすめのボジョレーの赤。有機栽培のブドウを4年熟成させたもので、かなりのオリがあるのでもともとロゼに近い色合いのワインは乳白色めいた色合いになる。これがまた、実に素直で伸びやかで、ボジョレーならではの軽さと、そこに4年分の熟成の厚み、そして土の力強さを感じるすばらしいワインで、ついついついつい1本、2本と空いてしまう。楽しいなあ。良いレストランで食事をするというのは、すごく楽しい。数々のレストランにプライベートでも仕事でも行ったけど、そこで高価なものやすばらしい技術を目にしたけど、一本5万円のワインなんてものも飲んでみたりしたけど、おいしい食べ物なんて、自分の体調と精神状態によって容易に左右される。私はいつもこの店にくれば楽しくて、ときにはメニューが出てくるのが異常に遅くても、ちょっと今日は塩辛くても、自家製パンがちょっと焦げていても、それでも私はここで食べる料理が何もかも好きで、それはもう、この店をとっても愛しているからだろう。こういう店があって、本当に幸せだなあ、て思うんです。だから三つ星レストランとかいう本を作っていると本当にばかばかしくなったりする。だから私の作る本は、できるだけ、味じゃなくてその店のコンセプトや雰囲気を、その店を求める人とその店が出会えるような本にしたいなあ、って思ってるんだけど、なかなかねえ・・・。私一人で作ってる訳じゃないし・・・。

と、いうわけで今日も二日酔いで仕事。今度パルコギャラリーでやるhttp://www.parco-art.com/タカラトミー展を調べていたら、限定のプラレールのSL車両をみつけ、恋人に「ほしい!」とメール。するとすぐに、「限定なら箱根登山鉄道の方がかわいいよ」と返事が返ってきたので調べたら、ほんとだ、箱根登山鉄道プラレール超かわいい。http://www.hakone-tozan.co.jp/goods/ほしい。だけどどこもうりきれじゃん!そんでまた恋人にうだうだ言って、今度の日曜日は箱根登山鉄道プラレールを探す旅にでるんだー。