二日目（ローマ）

朝はとても寒く、長袖で丁度良い。朝食はホテルのバルコニーで。ボルケーゼ公園を見渡しながらとる朝食は格別。そして生ハムとチーズがうまい。イタリア万歳！

午前中はボルゲーゼ公園を散策し、美術館へ。ベルニーニの彫刻を見る。ああ。すごいベルニーニ。この彫刻を見た後では全ての彫刻が光りを欠く。鳥肌が立つほど素晴らしかったです。

その後聖ピエトロ大聖堂まで行って、ピッツェリアでランチ。マルゲリータとワイン。大聖堂は超混雑で１時間ほど待って入場する。すごいなー。あの天蓋どうやって作ったんだろう？
その後流れに身を任せていたら急勾配の階段を昇る羽目に！クーポラまで一気に昇ってローマの街を一望。いやしかし、この過激な階段は、いつか死者がでるんじゃないかな？
スペイン広場まで川沿いをてくてく歩いていたら、ナンパされる。30代前半。自称学生。アルバート。すごいです。初めてのタイプです。

「Do you like sex？」
初対面なのにあまりに立ち入った質問に驚く私に矢次に質問。「恋人はいるか？」「恋人はいくつ？」「恋人とセックスはどうか？」「オーラルは好きか？」「恋人とセックスをしていることを君のお母さんは知っているのか？」「今まで何人とやったか？」「大きい方と小さい方どっちがいいか」。
ここまで訊かれると、なんだか好きな食べ物について話すのも作家について話すのもセックスについて話すのもなんだか大差ない気がしてきて、私も律儀に答えてしまう。
「いるよ」「41歳」「もう自己中な若い男とはできないって感じ」「抵抗はないけど」「たぶん知ってるんじゃない？」「あー、それは秘密。数えてないよ（数えようと思えば数えられるけどめんどう）」「ええと、ええと、難しいな。ほどほどが」。
そんな感じでほぼセックスのことだけを5分程度語り、「君と話せてとても楽しかったよ。君はとてもセクシーだ。君の恋人が羨ましいよ。チャオチャオ」と言って去っていく。チャオチャオ。

その後スペイン広場でオードリー。帰りにピッツェリアで水牛のモッツァレラとトマトパスタを食べて赤ワイン。ローマ万歳。