日常

間近に迫ったラーメンズの公演に備えて予習に余念がない。昨日は「爆笑オンエアバトル」のビデオと「零の箱式」と「雀」を観てしまった。ついつい夜更かしをしてしまった。ああ。昔は、「なわとび」とか「ひよどり兄弟」とかシュールなのが好きだったのだけど、最近は「たかしと父さん」とか好きです。ああでも「片桐教習所」は何度観ても泣けますね。


かつての恋人は、おしなべて約束の苦手な人だったけど、この美少年にはとうてい叶わない。約束という概念の欠如。おそらく私と一緒にいて5分間隔で入る着信は、この人がいつかどこかで無責任に交わした約束を待ちわびる哀れな女からの、憤慨と悲しみと絶望の訴え。私もかつての恋人に何回かやったことがある。諦める方がラクなのだけど、それではあまりに自分が惨めで、でも電話をかけ続けるのも惨めで、どっちにしろ、こういう男と関われば惨めになるより道はない。因果よのう。私はこの人に約束を破られたことはないけど、それは約束をしていないからであって、私だって約束をすればすっぽかされるだけだろう。はい。この時点で私も惨め。あまりにしつこい電話に出た美少年の「ああ。あれ今日だったっけ?ごめん今桜見てるんだ。満開だよ。君も見てみなよ」という台詞は聴きたくもないが耳に飛び込んできて、電話の向こうの女の子の、ため息が聞こえる気がする。その絶望の絶句を知るのは、私じゃなくてあなたなのよ。


そんな著しく人間性を欠いた美少年だが、私はその人といて楽しい。突飛な行動が、言葉の切り出し方が、美しい手の動きが好き。彼もまたテレビがなくてもやっていける人間で、彼の家のテレビのコンセントはどこにもつながっていない。私の家のテレビも壊れて久しい。たまに調子が良ければNHKとフジテレビは写るけど、たいていはビデオかDVD再生専用。二人で一緒にテレビを観る、というのは私の苦手な行為のひとつで、もちろんそれがスポーツ観戦だったり、映画鑑賞だったり何か目的があるならいいけれど、バラエティー番組だったりすると、もう所在なくて早急に立ち去ってしまいたくなる。しかし、ここのところちょくちょくと合コンに参加する機会があるのだけど、皆さんのテレビの依存度と言ったら!最近の芸能人で誰に似てるとか言われてもお姉さんにはさっぱりです(いや相手はみんな30歳だったがな)。だけど今年のテーマは「日常を積み上げる」だし、次の引っ越しではちゃんとテレビを買おう。デジタル放送対応のテレビを。液晶フラットテレビを。ハイビジョンプラズマテレビを。そして笑い飯とか酒井若菜とかわかるようになろうと思った。そして、一緒に法律相談とか、ないない事典とか観るんだー。ぐー ( _ _ ).。oO