大衆

疲れた。今日は久しぶりに早く家に帰ってきました。と言っても19時半すぎだけど。
帰宅してまずやったことはといえば、ビールとWii
先日思い詰めて買ったWiiだけが私の心の支え。
FOREVER BLUE」楽しいよう。今日はマンタとイルカに逢いました。
そういえば私はダイビングのライセンスを持っているんでした。資格を取るときに潜るために着たウェットスーツがあまりにも苦しくてそれ以来ダイビングはやらずじまいだけど。久しぶりにやりたいなあ。まだ一度しかやってないけど。そういえば同居人は昔ダイビングを結構やっていたらしく、うちに大量のログブックがあった。なんだかあいつは私と同い年くらいの頃には夏は毎週末ダイビングに行き冬はスキー三昧でそれなりに女の子と遊んだりして、33過ぎたあたりで出会った女性と結婚して、一年後に子供ができて、その4年後に悲しくも奥さんを癌で亡くしちゃうわけだけど、1年後には15歳年下の彼女をゲットして貢いでもらっているわけだ。順風満帆な人生じゃねーか。と、悪態をつきながら、Wiiにもだいぶ飽きちゃったんで、昨日は仕事で家に帰ったのが深夜2時だったので同居人に録画しておいてもらったリンカーンを観ながらさらにもう一本ビールを飲む。いいなあ。私も一週間練MOTHAFUCKERと過ごしてヒップホップの精神を学びたい。ディスりたい。
ディスりたい相手は、先日ランチを共にした環境問題についての「有識者」たちで、なんだかな、彼らはそれぞれがおかれた立場からどうやったら環境が守れるかを考えているわけだけど、その身の置き方に私はいつも非常に違和感を感じるんです。「最先端にいる我々がどうするか考えなければならない」というスタンスで物事を考える。愚かな民衆がいて、それをどのように操り、または切り離して環境というものを守っていくか。私はその『未だに牛乳パックを洗ってスーパーに持って行く』レベルの人々に対する啓蒙活動、ていうか正しい知識の伝授についてもっと労力を使ってはどうかと思う、という発言をしてみたが、そんなところに数億円使うより、技術開発につぎ込んだ方がずっとマシ、という意見で一致していた。なんだかな、世の中を優れた人間とそうでない人間に分けて、優れた人間が集まって物事を考えようっていうあれだ。別にいいけどさ。
牛乳パックをリサイクルする精神や行動力は、馬鹿にならんのじゃないかね。
と、いうか、結局地中に凍らせた二酸化炭素を埋める技術だって、エネルギーを地球の裏側から運ぶ技術だって技術者が考え開発するんであって、「有識者」たちはそれをどうのこうの言うだけなんだ。結局環境問題を食い物にしているだけじゃねーか、とある昼下がり眺めの素敵な有名だけどたいして美味しくない中華料理屋で思ったのでした。
最近、コーヒーの特集のための取材をしています。取材のたびにコーヒーを飲まなくてはならないので気分が悪くなります。で、気がついたんだけど、私、コーヒーがあんまし好きじゃないかも。ネスプレッソが好きなのも、あれが本当のエスプレッソを作るマシーンではなく、ネスレという会社のネスカフェに慣れ親しんだ大衆向けに作られた手軽な飲料製造機であるからで、飲み比べた結果、本格的なエスプレッソマシーンよりも、ネスプレッソの方が美味しく感じちゃうのです。
でも、ここだけの話、ネスプレッソカプセルの中身って一個何十銭っていう世界なんですって。それを10ケ788円とかで売るんだから、ネスプレッソはマシーンよりも、カプセルを売りたいんですな。だから以前本体の方はタダで配ってたんですね。まんまと作戦にはまってしまいました。でも、ここまでわかっていても、私は大衆化されたコーヒーの味が好きだ。スペシャリティーコーヒーじゃなくても、10年寝かしてなくてもいい。コーヒーは、ミルクでだばだば埋めて、マグカップで飲むのが好きなんだー。