同僚にとても個性的でチャーミングな女の子がいて、私の昨今の体調の悪さを心配して、ランチに誘ってくれた。まず、食生活が基本だ、と。お誘いのメールのタイトルは「内臓に優しい料理」。

連れて行かれたのは、フィットネスクラブの上にある、緑あふれるろはすーな感じのカフェで、カフェ飯ってやつは私のあんまし好きな類じゃあないんだけど(そのへんの料理好きのお姉さんが作ったものより匠の技を味わいたい)、まあ女の子同士でこういう店でランチというのはいいものです。彼女は相変わらずチャーミングで、「紅茶をおつけできますけど、ホットかアイスどちらになさいますか?」という店員の問いに対し、
「あ、コーヒーがつくんですか?」
「いえ、紅茶です」
「食後ですか?」
「いえ、食前でも食後でもどちらでも結構です」
「じゃあ食後でお願いします」
「ホット、アイス、どちらになさいますか?」
「紅茶でお願いします」

というほどの楽しい人です。和んだー。ちょっといらついたー。



そういえば、最近の小学校では同和教育しないらしい。少なくとも、恋人の娘の通う学校では教えないらしい。「寝た子を起こすな」ということだそうなのですが、そういえば私の一番の親友はその意味を、子供の眠りは発育上とても大切なものだから、起こしてはいけない、という意味だと思って27年間生きていたらしい。ものすごくいい子です。彼女のことはすごく好き。まあそんな感じで、同和教育をしない、と。だけど、同和教育って、差別がいけないということを教えるんじゃないのか。それを、教えたことによって差別が始まるだなんて、もうちょっとまじめに教育に取り組めよ、と思う。それはあまりにも怠慢じゃないかい?そういえば、たぶん小学校のころ、視聴覚室に集められて同和教育の授業があった。教壇の先生が言う。「目をつぶりなさい。これは先生と君たちだけの秘密です。今まで差別したことがないと思う人は、手を挙げなさいーはい。じゃあ、差別をしたことがあると思う人は手をあげなさい」。
私は唖然として、差別をしたことがない、方にまっすぐ手を挙げたけど、そこで手をあげた生徒は140名中私一人だったらしく、後で先生に呼ばれて、「人の心の中には無意識に差別する心があるんだ。もう一度自分の行動を振り返ってみなさい」と諭されたけど、あれはなんて陳腐な授業だったのだろう。まあでもそんな浅薄で誘導的で傲慢な授業であろうと、無い知恵を絞りきってでも、全く教えないよりはまだマシなんじゃないかと思う。難しいことはよくわかんないけど。

と、いうことで、今日もぼちぼち仕事をしています。
私の上司は、ブルガリと革製品が好きなサングラスをかけたじゃがいもみたいな人なのですが、とにかく元気で困ります。すごく元気な人が後ろにいるというのは、結構疲れるものです。風水とかで元気をなくす花の配置とか色とかないかなー。