トルコ?

失恋休暇制度もバーゲン休暇制度も、代休も有休すらない会社に勤めている私ですが、日々の仕事が自由だからいいんです。やることちゃんとやれば。
今日は赤門のある大学にてお仕事。あまりにも気持ちの良いお天気だったので、そのまま上野に行き東京都美術館で開催中の「アール・デコ展」へ。数年前ニューヨークに行ったときに、クライスラービルってなんてきれいなんだろう、と思った。そして私は、あれが、「懐かしい」と思った。それがなんなんだかは当時(今も)よく分からなかったけど、アール・デコの芸術らしい。てことで、とりあえず行ってみる。結構賑わっていて驚く。特にカルティエの宝石の前には人だかり。みんなきらきら輝くものが好きなのね。カラスみたい。展覧会自体はきらびやかなデザインのものが多くて、老若男女楽しまれている様子でした。でも私は、もちろん楽しくはあったのだけど、これをどう見たらいいのかよく分からなくて、相変わらず誰かに訊きたくなる。
ねえねえねえ。これはどういうことなの?
アール・デコの芸術は、懐かしい。ノスタルジックだけど煌びやか。煌びやかなところがノスタルジックなのかな。そう言えば、世界中いたるところで(そんなに行ったワケじゃないけど)、アール・デコの芸術って目にした。すごいね。世界中どこでも、日常に非日常的に取り入れられる装飾。

その後、浅草に出てちょっと散策。風鈴がちりちりなっちゃって、あーもう夏だねー。

私はちんやですき焼き弁当とか、鰻とか食べたかったのだけど、連れはすっかり長崎モード。雷門の近くにある長崎料理屋で、トルコライス


皿うどんを食べる。


トルコライスってのは、チャーハンとスパゲッティーとポークカツが載っている波瀾万丈なプレート。名前の由来は定かじゃないけど、チャーハンっていう中国のものと、スパゲッティーっていうイタリアのモノの中間にメインがあり、その場所がトルコだからトルコライスとか、色がトリコロールだからトルコとか・・・。まあどうでもいいが、わたくし、染み込み系の食べ物が苦手でござんす。この料理も美味しいまずいは別にして、苦手なメニューのひとつ。皿うどんは、海鮮の味がふわーって口の中に広がってうまいことはうまい。だけど、細麺というのは中華麺を揚げたみたいな(ちょっと違うけどベビースターラーメンみたいな)ぱりぱりの麺なんで、なんだか、なんだかちょっと欲求不満になる。美味しいけど、どうしてこんなにぱりぱりなんだろう?普通の麺がいいな私って感じ。結局不味くはないけどそこまで箸が進まない私の皿うどんは、連れがほとんど平らげてくれた。さんきゅー。納得のいかないモノで太りたくないのよ私。いや、でも美味しかったですよ。私の趣味に合わないだけで。ごちそうさま。