美化強化月間

内科医を目指して研修中の友人に、「胸が痛い。恋かも」とメールをしたら、「最近ヒトの胸壁に穴を開けることができるようになりました(^^ゞ」との返答。
そんな感じだから男なんていらないそうです。よくわからないけど、なんとなく自分はまだ甘いと思った。


今月は美化強化月間です。わたしの。
きれいになりたいです。
人生のうちでかわいいと言われたのは、バリでインドネシア人にカタコトの日本語で「カワイイネーチビマルコチャンミタイ」と言われた一回きり(否定的な表現なら何百回も言われたことあるんだけど。そしてその99%は直近のかつての恋人の口から発せられた言葉ですが。あ、だんだん腹立ってきた。あいつだけはゆるさん)。
だからかわいいと言われたいです。あーかわいいと言われたい。



昨日は恵比寿で立ち飲みやへ。臓モノの得意な店で生ビールと、脳みその刺身とかげんこつとか子宮とか腸とかいろいろ食べた。そういえば、臓器を食すと私は生理が早く来る気がする。気のせいかもしれないけど。だから予定より早くきて欲しいときは、臓器を食べるといいかもです。嘘かもしれないけど。
立ち飲み屋なんで軽く飲んで別れたものの、私はものたりなーい。渋谷でちょっとふらついて、懐かしいバーに行った。エレベーターを降りると、おっと。すごい人。超人気店になっちゃったのね。観光客めいた人もいたけど、相変わらずお酒のセレクションとシェーキングの音は素敵。まあ私はいつものようにシングルモルトをストレートなんですけども。選んだのはグレンリベットのCoopers Choice1972年もの。ああ、本当にきれいなウィスキーでした。後味はまろやかすっきり。空気に触れてしばらくすると、甘いキャラメル香がでてきて、とてもまろやか。こういうのが一日の終わりにくると、夏の夕方の花畑のようでいいです。カスクなんですが自然にアルコール度数が下がったもので42%前後。やっぱりストレートで行くときには40%前後がよいですね。60%を超えると、ちょっと食道や胃に厳しい。40%前後ならウィスキー自体を味わう余裕も生まれます。バーテンダーさんと軽くお話をして一杯飲んでさらりと立ち去る。やっぱりだね、いい女には良い酒と良いバーが必要ね。
帰り道、私が紹介した女の子と数回デートしては、別れ、というのを繰り返している男から電話。
「久しぶりにお互い友達呼んで飲まない?」
私は紹介した女の子と仲が良いんで、女の子の方からその経緯をいつもなんとなく聞いているんですが、だいたい失敗パターンは同じ。前回紹介した女の子とも2週間ほど前に破綻して、また私に助けを求めて来たらしい。と、いう背景をすべて存じ上げているんですが、無邪気に私にまた電話をかけてくるあたり、いやー、ホントに君は無邪気だね。その無邪気さをなんとかしないといかんよ。と人のコトは言えずいつも失敗に終わる私だし。みんなみんな必死なんだと、ほろ酔いの夜道に思って、なんだか安堵したりもの悲しくなったりする。
それにしても、もう君に紹介できる女の子残ってないよ。そろそろ誰かつかまえてくれ!

舞踏会へ向かう三人の農夫