天使

ご無沙汰しています。
今日は(あ、もう昨日か)生まれて初めてソルマックを飲みました。久しぶりに一昨日は 7時なんかに会社をあがって、同僚とベルギービール屋に行った。 7時から 0時までひたすら、ビールを飲みまくる。昨日は一日忙しくてごはんが食べられなかったので、初めての食事がムール貝ムール貝を3個食べて、後はビールを何杯飲んだかしらない。朝は帰ってきたままの格好で玄関に倒れていて、水を飲んだ途端吐いた。一体何をやってるんだ26歳。二度と飲むもんか。という誓いをたてるのはいつものこと。やめないよーだ。


もうひたすら忙しくて精神的にも体力的にも限界なのですが、そんな私に新しい恋人ができました。 15歳年上でしかも 6歳の子持ち。やれやれ。何を悪戯に人生の経験値を積んでいるのかしら。その人は、今までの、額に入れて飾っておきたいような、派手な肩書きだったり外見だったり名前だったりするような人じゃなくて、普通のおじさんです。私はその人に燃えない。ときめかない。だっておじさんだもの。インテリ、芸術家、美少年好きの私としては、その人に萌え要素は全くない。だけど、私をとても愛してくれる。その人の優しさは私の心を打つ。私は私といるときのその人の幸せそうな顔が好き。つまりは自分が好きだという単なるナルシシストな我が儘女なんだけど、例えば私だってたまには、セックスの最中に私の鼻を噛んで傷をつけたり、デートをすっぽかして3日間ほっとかれたり、浮気相手に振られたといって泣きついてくるような恋人じゃなくて、「チョコが食べたい」とメールを打てば 30分後に机の上にキットカットの入ったセブンイレブンの袋を置いてくれるような、そんな立場にいたいのよ。
会う20分前まで本当に会えるか不安に想いながら生きるのは疲れたのよ。 1年半前、私はあの人に、恐ろしく傷つけられて誓った。「次は私の笑顔を見るためならなんだってしたいと言ってくれる人と付き合うの」。


中村屋のチキンカレーの、チキンが骨からとれないとごねる私のチキンをほぐすその人を見て、思う。
来ないで。嫌悪感。罪悪感。
私をいつまでも天使にさせていて。
美人でも、かわいくもない、我が儘で人間嫌いの女が、こんなにも愛されている。私をそれに溺れさせて。
帰り道、もう飽和状態の心と体を抱えて、私は相変わらず何も考えてない、と思う。
もうちょっと楽しんだら、まだまだ全力で逃亡するつもりでいる。
人の心はそんなに頑なかしら?

だって、私はまだまだ愛をしらないもの。

私に教えてよ。愛するということを。愛されるということを。
もっといろいろな、バリエーションがあるのでしょう?
どんな形があるの?
どんな方法があるの?

そして、気づく。
私が求めてるのは、その漠然とした「愛」であって、人じゃないのかな。
だったら、女なら誰でもいい美少年と、同じね。
そうかな。
同じなのかな。
わかんないわかんないわかんないわかんない。